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フィルムで撮りたい Desire to Photograph with Films

2022/03/13

最近フィルムで撮っています。銀塩プリント専門のギャラリーで個展を開かせてもらうための資料作り、というのが理由ですが、それはきっかけに過ぎないかもしれません。やはりフィルムで撮りたい、印画紙に焼きたい、という欲求は残っているのです。 「道楽に過ぎない」という意見もあります。そうかもしれません。でも、私にとっては写真そのものが道楽。であればそれを突き詰めたい、と望むのもある意味自然な欲求ではないでしょうか。 フィルム、印画紙、薬剤の異様な高騰によって、フィルムで創作するのは異常、という見方も増えています。デジタルがこれほど普及したためですが、逆を言えば、デジタルの普及によってフィルム写真の価値はどんどん上がっています。いまだからこそ、フィルムで撮ることの本当の意味があるように思います。 フィルム、印画紙がある限り、銀塩写真にこだわりたい。その想いを強くしました。 2022/3/13 成瀬功 I have been taking pictures with film recently. The reason is to create materials for holding an exhibition at a gallery specializing in silver printing. However, that may be just a trigger. I still want to take pictures with film and bake them on photographic paper. Some people say, “It’s just a hobby.” Maybe so. But for me, the picture itself is a hobby. If so, I think it’s a natural desire to push…

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客観的に写真を見る To See Works Objectively

2022/02/19

あっという間に2月も後半。うかうかしてると今年も終わってしまいます。なんて気が早いかな。 写真に限ったことではありませんが、自分の作品に関しては、なかなか客観的になれません。できるだけ冷静に客観視を心がけているのですが、どうもその評価にも自信が持てません。人に見てもらわなければ。写真に通じた人の、客観的意見が必要です。 ギャラリストに見ていただくのが一番簡単な方法。そのギャラリーで展示するのに相応しいかどうかを判断していただけます。コロナ禍でなかなか大変ではありますが、ギャラリー巡りを再開する必要があるかもしれません。 名刺も作り直して、積極的に人に会うことから始めなければ。機会は寝ていてもやってきません。気合を入れなければ。 2022/02/19 成瀬功 In no time, the second half of February has already come. This year will be over if we wait too long. What a rush. It’s not limited to photos, but I can’t be objective about my work. I try to look objectively as coolly as possible, but I can’t be confident in my evaluation. I need people to see it. I need objective opinions from people who are familiar with photography. The easiest way…

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不運は吹き飛ばせ! Blow the bad luck off!

2022/02/06

どうも調子が悪いです。調べたら、今年で49歳になる私は、「4」と「9」で縁起が良くないとか。厄年ではないけれど、「苦(9)を流す」必要があるようです。振り返れば、元日から調子が悪くなりました。正月休みも気力がでず、それがずるずると引き摺られて、2月になっても気力は戻りません。今日も、晴れたのに何もせず終わりました。 このままではいけません。活動的な生活を戻さなければ。「病は気から」。床に伏してはそれこそ残念な年になってしまいます。病気の再発も心配です。 来週は東京も雪に見舞われるかもしれませんね。3連休が心配です。立春を迎えたのですから、そろそろ春の兆しが欲しいところです。 でも、無駄な焦りでイライラすることも避けたいところ。気運が悪いのなら、それなりの対処をしたいところです。静かに音楽を聴いて、本を読んで、心を鎮める。それもまた創作に必要な所作かと思います。 さて、今年はどんな年になるやら。慎重に、静かに、かつ一歩先へ進めるように、丁寧に一日を送っていこうと思います。 2022/2/6 成瀬功 Things seem a little stacked. I will be 49 years old this year, and it says 4 and 9 are not auspicious. It is not an unlucky age, but I think I need to pour out my agony (9). Looking back, I felt stacked from New Year’s Day. Even during the New Year’s holidays, things didn’t go well, and I was dragged by it, so I didn’t feel well again even in February….

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アウトプットへの欲求 Desire for Output

2022/02/04

2月に入りました。今年に入ってからというもの、どうも物事がスムーズに進みません。 撮影もほとんどできておらず、体調も良くなったり悪くなったりで、生活が不安定です。そろそろ厄を落としてもらった方が良いのかもしれません。 「厄」という概念も、キリスト教を脱会し、神道に変更してから重んじるようになりました。「運気」とか「方角」なども、神道から学んでいます。ひいては、日本の歴史、などにも興味が湧くようになりました。 そろそろアウトプットの時期なのかもしれません。この1年弱、ひたすらHasselblad に PhaseOne の組み合わせで撮影してきました。中判デジタルの醍醐味が、ようやくわかってきました。カットは69カットになりました。途中、センサーにゴミがついていたことがわかり、クリーニングをしましたので、それ以前のカットはボツ、かもしれませんが、それでも25カット成功しています。まだまだ撮りたいところですが、そろそろ行き詰まってきました。 展示がしたいな、と思うようになりました。経済的制約はあるものの、なんとか形にしたい、発表したい、という気持ちが高まっています。 さて、個展は実現できるのか。厄払いも兼ねて、氏神の代々木八幡宮にて、祈祷してきたいと思います。 2022/2/4 成瀬功 It’s February. Things haven’t been going smoothly since this year had come. I have hardly been able to take pictures, and my life is unstable because my physical condition gets better or worse. It may be better to get rid of my bad soon. After I left Christianity and switched to Shinto, I began to respect the concept of “unluckiness.” I learned about “luck” and “orient” from Shinto, and…

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年始の夢想 New Year’s Dream

2022/01/27

年始のご挨拶から日が経ってしまいました。ご無沙汰いたしております。 さて、1月も終わります。今月はあまり撮影ができませんでした。ちょっとフラストレーションが溜まっております。 その間、今後の展開などについていろいろと考えておりました。写真集のダミー本の作成、個展の開催、機材の拡充、など。状況的にあまり資金のかかることはできませんので、できることから一つずつ。 今日は特に、機材についてあれこれ考えておりました。藤田一咲さんがハッセルブラッドの907Xに触れてきた、ということでレビューを伺ってみました。しかし、どうも私向きではないように思えます。5000万画素ですので、今使っているPhaseOneが3900万画素ですから大差もないし、それにしては高い。階調が柔らかく、発色がいいのがハッセルブラッドの特徴ですが、ハイコントラスト好みでモノクロばっかりの私の用途では、ちょっともったいないくらい。 ならば1億画素ではどうか、となります。現行機では富士フイルムのGFX100Sが候補。ハッセルブラッドもセンサーは富士フイルム製ですから、いずれ近いうち1億画素が出るでしょうけれども、超高額になることは必至。それほどの資金源もありません。 考えれば考えるほど、状況の厳しさに辟易としてしまいますが、まぁいずれにしても今すぐってわけじゃない。ゆっくり考えましょう、と落ち着きました。いやー、夢を描きました。 機材あれこれを考えるのは楽しいことです。年始から夢でぼんやりしておりました。 2022/1/27 成瀬功 It’s been a while since the New Year’s greeting. How you’ve been doing? Well, January is almost over. I couldn’t take pictures much this month. I’m a little frustrated. During that time, I was thinking about various things like future development, such as making a dummy book of a photo collection, holding a personal exhibition, expanding the equipment, and so on. I can’t afford to spend so much money because of…

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新年のご挨拶 Greeting On The New Year

2022/01/01

みなさま、明けましておめでとうございます。旧年来は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、年も明けましたし、新たな気持ちで頑張ろう!というのが通常の流れですが、どうも今年の正月は妙に落ち着いています。寒波でどこにも行けず、静かに家で過ごしているのも原因かと思いますが、躍起になって「さぁやるぞ!」といった気分にもなれません。 これもまた、正月の在り方かな、などと達観視していますが、決して抱負がないわけではありません。今年はさらに写真表現を突き詰め、次のステージへ進めるよう邁進していく所存です。そのためには情報の収集と勉強も不可欠になりますので、そのための時間も作ってまいります。 あと、写真とは関係ないことのように感じられるかもしれませんが、今年は昨年以上に音楽を聴き、本を読み、インプットにも力を入れて参ります。音楽は主にベートーベンですが、彼の世界と人間をより理解できるよう、真剣に向かい合っていきたいと思っています。これは、私の写真表現のためにも非常に重要なことだと認識しています。 とにかく、世界を広げること。コロナ禍で小さくなった世の中ですが、情報のアンテナを常に張らしながら、世界を知ることに努めてまいります。 それでは、みなさまにも平和で実り豊かな一年が訪れますことを祈念しながら、本年元日のご挨拶とさせていただきます。 2022 元日 成瀬功 Happy New Year, ladies and gentlemen. Thank you very much for your hospitality since the previous year. I look forward to seeing you again this year. Now that the new year has come, it is normal for us to try our best with a new feeling! However, I feel strangely calm this New Year. I can’t go anywhere because of the cold wave and spend time quietly at home, but I…

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クリスマス、年末年始のこと Christmas and New Year’s Holidays

2021/12/23

明日はクリスマスイブ。クリスマスが終わればあっという間に年末、お正月です。みなさんいかがお過ごしですか? キリスト教徒であったころには、クリスマスは一大イベントでしたが、今ではただの週末。それでもクリスマスプレゼントなどは用意して、ケーキも食べます。いい加減なものですね。 先週末は体調が芳しくなく、撮影ができませんでした。今週末はリベンジです。写真を撮らないと、どうも落ち着きません。厄介な性分になりました。クリスマスも、撮影に没頭します。 問題は初日の出をどこで撮影するかということ。これは、作品というよりも記念撮影に近いのですが、それでもアルバムを飾る、大切な写真です。一年の計は元旦にあり。来年も頑張ります。 2021/12/23 成瀬功 Tomorrow is Christmas Eve. After Christmas is over, it is the end of the year and New Year’s Day. How are you all? When I was a Christian, Christmas was a big event, but now it’s just a weekend. Even so, I prepare a Christmas present and eat cake. That’s too bad. I wasn’t feeling well last weekend, so I couldn’t take pictures. This weekend is my revenge. If I don’t take pictures, I…

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気づきを写真に Notice About My Photos

2021/12/17

今日はとてもいい日です。 朝一番、本日公開の「マトリックス レザレクションズ」を観に行き、興奮してきました。いやー、まさかあのような展開とは。さすがです。20年前の興奮が蘇りました。20年、成長していないとも言えますけどね。笑 午後、妻の次の仕事が突然決まりました。希望通りの条件と職務内容。そして今日は苦労させられた現職の最終日。そうとなったら祝杯です。すっかり酒にも弱くなり、以前は家でも外でも毎晩飲んでいたのに、今では月に一回飲めば多い方。それでも祝杯には意味があります。ちなみに妻は酔ったことがありません。 妻に希望通りの仕事が見つかるようにと、心願成就のお守りを買ってきたのが先週末。さっそくそのご利益がありました。今週末はお礼参りです。 写真に関しても、気づきがありました。ブランクが長かったためか、すっかり腕が落ちてしまっているということ。勘を取り戻すには撮るしかありません。愚直に、感性の赴くままにシャッターを切り続けることです。そして、客観的に評価すること。その繰り返しです。 気づくことは良いことです。それが始まりです。落ち込んでも仕方ありません。明日、またカメラを持って、撮影に行きましょう。かつての情熱を持って、かつての勘を取り戻すまで。 2021/12/17 成瀬功 Today is a very good day. First thing in the morning, I went to see “Matrix Resurrections” released today, and I was excited about it. No way. I never imagined how the story goes like that. The excitement of 20 years ago came back. It can be said that I haven’t grown up for 20 years. LOL In the afternoon, my wife’s next job was suddenly decided. The conditions and job description…

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中判デジタルの醍醐味 The best part of medium format digital

2021/12/10

木々が好きです。水が好きです。明け方の長時間露光が好きです。モノクロが好きです。といったらこの写真になります。 デジタルでいいことといえば、撮った写真をすぐに好み通りに現像できて、プリントできることでしょうか。撮影から帰ると、着替えもせずに書斎に入り、RAWデータを現像して、プリントします。至福の時間です。 この時代でも、フィルムにこだわっている人は多いですし、その気持ちもよくわかります。私も、状況が許すなら買いためてあるフィルムを使って、味のあるプリントを楽しみたいです。でも、時間的な問題と、コストの問題を鑑みると、どうしてもデジタルになってしまいます。中判デジタルがあるだけに、その迷いもなおさら薄らいでしまいます。 でもいつかはまた、大判カメラでフィルムを撮りたい、という思いはあります。いつか、いつの日か…。 2021/12/10 成瀬功 I like trees. I like water. I like long exposure at dawn. I like black-and-white. So, this is the picture. What is good about digital photography is that it allows me to develop and print photos as I like. When I return from taking pictures, I enter the study room without changing clothes, develop and print the RAW data. It’s a blissful time. Even in this age, there are many people who are particular…

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最高の「旅カメラ」 The Greatest Travel Camera

2021/12/09

X-Pro2は最高の「旅カメラ」です。今年上旬は、車でずいぶんあちこちに行きました。その時には、小さなカメラバッグに入れて、常に持ち歩いていました。小さなボディ(世にはもっと小さな、例えばGRのような、優れたカメラもありますが、今の私にとってX-Pro2は一番身体にフィットするサイズです)からは想像もできない再現性。フィルムライクな粒状感とフィルムシミュレーション。最高です。 かつて、コマーシャルスタジオでは、「35mmとハッセルブラッドと4X5があればいい」と言われていました。中判カメラだけは、なぜかハッセルブラッドご指名なのです。デジタル時代の現在の私には、「GRとX-Pro2とハッセルブラッドがあればいい」と、言えます。(ちなみにハッセルブラッドはバックパックを交換すれば、フィルムカメラとしても使えます) X-Pro2に惚れ込んでいる作家さんは、意外と多くいます。X-Pro3が出ている現在でも、あえてX-Pro2を選ぶ方も多いのです。性能面だけでなく、見事な機能美。私の判断は間違いではなかった、と、使うたびに思います。 2012/12/09 成瀬功 The X-Pro2 is a great travel camera. I drove around a lot early this year. At that time, I always carried it in a small camera bag. From a small body (there are good cameras in the world, like the GR, for example, but for me now the X-Pro2 is the size that fits my body the best), reproducibility is unimaginable. Film-like graininess and film simulation. Excellent. In the past, commercial studios said, “Only need…

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念願のカメラ、X-Pro2 X-Pro2 : The Camera I’ve Always Wanted

2021/12/09

長い空白の時間ののちに、再び写真というものの楽しさに気づかせてくれたカメラがあります。それが、富士フイルムのX-Pro2です。 ハッセルブラッドにデジタルバック、という機材は、その数年前から持ってはいましたが、まだ被写体を見つけられずにいました。X-Pro2は2016年3月3日の発売から、狙っていたカメラなのです。その念願が、2021年に叶いました。すでに後継機種のX-Pro3は発売されていましたが、私が欲しいのはX-Pro2だったのです。 購入して手元に届き、それを手にした瞬間に、「これが待ち望んだカメラだ」とわかりました。その確信は、使い始めてからも変わりません。完璧な操作性、レンジファインダーというギミックの妙、レンズ描写とセンサーの再現性、すべてが望んでいたものそのものでした。 いまは公園撮影が主体になっているので、ハッセルブラッドが被写体を見つけ、それに夢中になっていますが、X-Pro2も片時も手放しません。いつかハッセルブラッドとX-Pro2の組み合わせで、また世界を歩きたいと願っています。 2021/12/09 成瀬功 After a long blank period, one camera reminded me of the joy of photography again. That is, Fujifilm’s X-Pro2. I had the equipment called Digital Back in Hasselblad several years before that, but I couldn’t find the subject yet. The X-Pro2 was my target camera since it was released on March 3, 2016. That dream came true in 2021. The successor model of the X-Pro3 had already been released, but what I wanted was…

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憧れのハッセルブラッド、今も。 Even now, my longing for Hasselblad.

2021/12/09

私はアメリカの大学で写真を始めました。講義を取り始めた時期に、ロシアが$20で買える中判カメラを発売し、教授がそれを買うように言いました。それが、正方形フォーマット(6X6)のカメラを使い始めたきっかけです。 私はそのフォーマットの虜になりました。最初は構図を作るのに苦労しましたが、慣れるとこれ以外は撮れない、と思えるほどになりました。目で風景を見るときも、視角が正方形になってしまっていました。 日本に帰って、憧れのハッセルブラッドを新品で買いました。が、しばらく使ってみても、どうも東京の風景に合わない、と感じ、創作意欲さえ萎えてしまいました。それからいろんなカメラを試しましたが、東京の都市風景を撮るのに最も適したカメラ、として行き着いたのが、ローライフレックスです。やはり、正方形フォーマットのカメラでした。 それから長い時間が経ちましたが、やがてフィルムからデジタルになり、写真の概念すらも変わってきました。私はフィルムにこだわり続けましたが、それも時代の流れには逆らえず、フィルム製造会社が倒産したり、印画紙がなくなってきたり、価格が高騰したりと、状況は変わっていきました。 いっとき、正方形フォーマットからも離れてデジタルを始めましたが、どうも馴染めない。つまらない。そんな暗い時期が続いたとき、再びハッセルブラッドを使い始めました。それが、今使っているデジタルバックとの出会いです。正方形フォーマットではありませんが、あたかもフィルムで撮るような所作で、デジタルを撮ることができます。ISO感度はせいぜい100が限度で、私は50で撮っています。不自由な機材ですが、それがなおさらフィルム時代を彷彿とさせます。 この機材でできることを、模索しているときに、公園で撮る、ということを始めました。まさに天佑。今はこの撮影に夢中になっています。また、写真が楽しめる機材と被写体に出会えたことに、感謝が絶えません。 2021/12/09 成瀬功 I started taking pictures at a university in the United States. When I started taking lectures, Russia launched a medium-sized camera that I could buy for $ 20, and my professor told me to buy it. That’s when I started using a square-format (6X6) camera. I was captivated by the format. At first, I had a hard time making a composition, but when I got used to it, I felt like I…

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自由の悦びを写真に The Joy of Freedom

2021/12/07

私はアマチュア写真家です。平日は別の仕事をしています。週末にのみ、写真を撮ることができます。 それで満足しているわけではありません。週の2/3ほどを仕事に取られ、週末の全てを写真に費やせるとも限りません。でも、プロになりたいとは思っていません。 私はアメリカで22歳の時に写真を始めました。これは、病気の発症と重なります。病気とともに生きるために、写真が必要だったのです。 以来25年以上、写真と病気はともにありました。駆り立てられるように撮影し、個展を開いていた時代があったのも、まず病気だったから、というのが実情でした。 その病気から完全ではないにせよ、この25年間あり得なかったほど解放されたいま、写真の意味も大きく変わりました。 私はアマチュアでいよう。アーティストになる必要はない。そう思えるようになりました。 いま、私は制限の中でも自由を感じています。理解ある妻にも恵まれ、新型コロナのおかげで国外撮影もままならない状況でも、自分のために写真を撮ることが許されています。25年、感じることのできなかった自由です。 この悦びを写真にしたい。私の写真を見る人が、悦びを感じられるようになりたい。それが私の一番の願いです。 2021/12/07 成瀬功 I’m an amateur photographer. I have a different job on weekdays. I can take pictures only on weekends. I’m not satisfied with that. I can’t spend two thirds of my week on work and all my weekends on photography. But I don’t want to be a professional. I started taking pictures when I was 22 years old in the United States. This overlaps with the onset of illness. I needed…

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木々と水に癒されて And the trees and the water

2021/12/07

写真を始めてから数十年、「美しいものはそれ自体で美しい」という考えから、美しいものを写真に撮ることを嫌ってきました。主に街中の風景から、一見雑多に見える風景の中に美しさを見つけ、記録していくことを理念としていました。 それが、この1年というもの、心境の変化が激しく、心の揺さぶられる美しい風景に癒されつつ、それを被写体とすることがほとんどになりました。これは、病的だった頃からの、精神状態の変化と同調しています。 美しい、と思う心は人それぞれですが、ここを写真にしたらどれだけ美しいだろう、という感動がなければ、シャッターを切らなくなりました。こんなこと、今まではあり得ないことでした。 精神が健全になりつつある今、当然といえば当然かもしれませんが、美意識も、アートへの姿勢も変わりました。それが、アーティストとしては、必ずしもよかったとは言えないかもしれませんが、それが今の私です。 2012/12/07成瀬功 In the decades since I started taking pictures, I have disliked taking pictures of beautiful things because of the idea that “beautiful things are beautiful in themselves.” My main philosophy was to find and record beauty in the seemingly random landscape of the city. In the past year, however, I have been experiencing intense changes in my mind and have been healed by the beautiful scenery that shakes my mind, and I have mostly used…

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夜明け前の美しさ、清々しさ、とホットコーヒー Beauty before dawn, freshness and hot coffee.

2021/12/07

冬に入り、寒さが厳しくなりました。それでも耐えられるまでは、夜明け前撮影、というものをやっていました。 水元公園は家から近いので、朝4時前に起きて、5時過ぎに家を出れば、夜明け前に公園に着きます。そこから2時間ほど、歩きながら撮影します。陽が昇り切ったら撮影終了。それまでの時間が、なんとも美しく、清々しいのです。 Thermosの水筒にホットコーヒーを入れて持ち歩き、歩き疲れたら一息入れます。そのコーヒーが美味しいこと! いい写真が撮れた後は、その美味しさもひとしおです。 これから春が近づくまでは、ちょっと明け方は寒くて撮影は難しいのですが、辛抱ですね。春の訪れが、今から待ち遠しいです。 明け方撮影、これからも続けていきます! 2021/12/07成瀬功 Since winter has come, the cold has become severe. Until I could endure it, I used to do something called predawn shooting. Mizumoto Park is close to home, so if I get up before 4:00 in the morning and leave home after 5:00, I will arrive at the park before dawn. From there, I will take pictures while walking for about 2 hours. After the sun rises, I finish taking pictures. The time until…

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Blog restart!

2021/12/06

I have started blogging again! I will write with a new feeling, away from my past illness, so please take care of it! If you think about it, it was a long illness fighting period. It was as long as 25 years. There was a sense of incoherence, and it caused a lot of trouble. I apologize here. Now, I’m working on photography with a new feeling that is completely different from the past. I’ve also created new equipment for…

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(日本語) 【原点回帰】新宿ベルクにて個展開きます。

2019/10/04

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(日本語) 嘘のように恵まれた天気、食事、部屋。まさに強運夫婦。笑

2018/09/15

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(日本語) 私のカメラと作品の変遷

2018/04/03

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(日本語) 誕生日を終えて

2018/03/24

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